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自治体や民間事業者に申込みが多い粗大ゴミの捨て方と料金を解説

投稿日:2024/05/07

更新日:2024/05/07

引っ越しや断捨離、遺品整理、自宅売却に伴う整理など、人生の節目には大きな家財道具や壊れた電化製品などを「粗大ゴミ」として出す機会が何度かあります。
お住まいの自治体に依頼するのが一番安く済むものの、決まった曜日しか回収されなかったり、粗大ゴミが多いと数回に分けなければならなかったりで、片づけがなかなか進まず負担に感じる方も少なくありません。そこで民間の回収業者なども利用するケースが増えています。
この記事では、実際に回収依頼が多い粗大ゴミの種別をご紹介しながら、捨て方(=処分方法)の流れとかかる料金などについて解説します。

 

 

回収依頼の多い粗大ゴミは?


回収依頼のご相談として多いのは、こちらとなります。

 

布団、ベッド、マットレス、扇風機、掃除機、照明器具、自転車、電子レンジ、椅子、テーブル、机、本棚、ソファー、タンス、エアコン、テレビ、洗濯機 など

 

しかし、上記の粗大ゴミの「全て」が自治体で回収可能かというと、実はそうではありません。そこで、弊社が所在する東京都足立区のケースを参考に見ていきましょう。

 

粗大ゴミには「規格」がある

 

 

足立区では「おおむね30cm角以上」が粗大ゴミとして規定され、それに基づいて回収可能な品目がホームページで公開されています。(参考:足立区「これは何ごみ?」

それを見ると、アイロン台、衣装箱、カーテンレール、キャンプ用品など、さまざまある一方、回収希望の多いエアコン、テレビ、洗濯機などはNGとなっています。
※規格は各自治体によっても異なります。詳細はお住まいの自治体HPをご参照ください。

 

なぜエアコンやテレビはダメか?「家電リサイクル法」

 

 

そこで、(エアコンも30cm角以上なのになぜ?)と思われる方もいることでしょう。
実は、①エアコン、②テレビ(ブラウン管式、液晶・有機EL・プラズマ式)、③洗濯機・衣類乾燥機、④冷蔵庫・冷凍庫の4品目は、2001年に施行が始まった「家電リサイクル法」の対象品目となっているため、自治体では回収不可と定められています。
この法律によって廃家電のリサイクルが促進されることで、循環型社会の実現が期待されています。

 

 

粗大ごみの出し方

 

 

粗大ごみの出し方は主に4つあります。

 

自治体

家電リサイクル受付センター

各メーカー

専門業者民間回収業者

 

 

1.自治体

お住まいの自治体HPで回収可能な品目かを確認後、電話・インターネット・ファックスのいずれかの方法で申し込みます。その後、規定の料金分で「有料粗大ごみ処理券」を購入し、粗大ごみに貼ってから自宅前に出します。(自分で持ち込む場合も同様)

2.家電リサイクル受付センター

さきほどご紹介した家電4品目は、その製品を購入した販売店や買い替えを行う小売店に回収を依頼するか、あるいは家電リサイクル受付センターに回収してもらいます。いずれも所定のリサイクル料金がかかります。

 

【家電リサイクルセンター料金】
・エアコン…990円

・テレビ…1,320円~

・冷蔵庫・冷凍庫…3,740円~

・洗濯機・衣類乾燥機…2,530円

※料金はメーカー名と品目によっても異なります。詳細は家電リサイクルセンター料金表をご参照ください。

 

3.各メーカー・専門業者

パソコンは、「資源有効利用促進法」に基づきメーカーが回収、資源として再利用されます。なお、平成15年10月以降に販売されたパソコンで、PCリサイクルマークが付いたパソコンは各メーカーが無料で回収します。

それ以前に購入され、かつリサイクルマークが付いていないパソコンは、回収・リサイクル料金が必要となります。各メーカーの連絡先、回収方法、リサイクル料金などについては、一般社団法人パソコン3R推進協会をご参照ください。

 

4.民間回収業者

民間回収業者は都内にもたくさんあります。まずはHPをチェックし、サービスの内容や料金などを確認するようにしましょう。あらゆる品目が可能で、大量の粗大ごみを回収してもらうことができるため、自治体や各メーカーに依頼するより手間暇がかからずに済みます。一気に粗大ごみ処理をしたい場合やお急ぎの場合は、民間回収業者を候補に入れるのがおすすめです。

 

 

民間回収業者に依頼する場合の流れ

 

 

最後に、民間の回収業者に依頼する場合の流れをご説明します。

1.まずはお住まいの住所で対応可能な業者を探しましょう。
インターネットなどで検索して条件に合う業者を見つけるか、または数社合同の業者ガイドで比較するといった方法があります。

2.希望の業者に見積り依頼しましょう。スマートフォンで写真を撮影し、その様子からおおかたの見積りを出してもらうか、直接自宅でゴミの量の確認後、見積りを出してもらいます。

3.提示された見積り額に納得できたら、回収日を相談しましょう。いくつか候補日を用意しておくとスムーズです。

4.当日、粗大ごみを回収してもらいます。作業完了後にお支払いを済ませて終了となります。

 

まとめ


自治体や家電リサイクル受付センターなどの手続きが面倒なら、民間の回収業者を利用するのもひとつです。ご高齢の方やお体が不自由な方で粗大ごみの処分にお困りでしたら、ぜひ「不用品回収カモミール」までご連絡をお待ちしております。

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